ひよっこ blog

ゲーム制作について、作ったものや思ったことをつらつら書いていく予定

「あなたが居なければ」と言われても……

悲しみのエピソード

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昔々、まだ社会人経験が短い人だけ集めて、
チームが作られたことがあった。

その時、私の立場は「作業者A」みたいな感じで、
特にそのことについて不安もなかった。
「任された作業をしっかりやろう!」な綺麗な心がそこにあった気がする。

しかし、締め切りがあるなか、
中々進むことができず、更に言うなら、どう進めていいのか、
まとめていく人も居ない状態だった。

そこで、進まないのも困るから、
手探りながら、自分で作業する量を増やしたり、
スムーズに進められるよう準備して、完成まで持っていった。

そして、後々同じチームの一人に言われたのが、
「あなたが居なければ、自分がやっていたのに……」という旨の呟きだった。

ちなみに言うと、そういう事も含めて経験してもらうためのチームで、
作ったもので利益を出さないいけないこともなく、
遅れるときは、理由とか説明すれば、それでよかった。
「何かを完成させる」そして「そこには色々な苦労がある」という事を、
経験として伝えたかったのかもしれない。(違うのかもしれないけど)

過去に「IF」はない

「あなたが居なければ」と言われても、
「私はそこに居た」その過去は変えられないし、
居なかったらどうなるかなんて、証明する術はない。

もっと仲が良い友達(相手の事を知っている状態)だったら、
「自分でやりたかったんだね。やり過ぎちゃってごめんね」
「居たものは仕方ないじゃん。次やろ」
「疲れてる?美味しいもの食べに行こう」
とか、友達の性格に合わせて返答することはできただろうけど、
(友達からそんな事言われた事ないから、予想だけど)
なにを返答したら正解なのか、何もわからなかった。
すごくシンプルな言い方をすれば「不愉快」だった。

深く考えた結果、深く考えなくてよくなった

一時期は、自分の担当以外で何かを察知しても、
見ないようにしていたけれども、それって何の為なんだろうって思った。

気付いた人が前に進めた方が、
その道がたとえ間違っていたとしても、止まっているよりはマシじゃなかと。

道にゴミが捨ててあって、ゴミ箱が近くにあるなら、
捨てないより捨てた方が良い。当たり前だよ。と。

言った相手は、別に私を不愉快にしたくて言ったわけじゃなくて、
ポロッと出てしまっただけだと思う。
私だって、そんな意図もない言葉が、相手を不愉快にされることはある。

でも、折角自分の心に残ったのだから、
ただスルーするのじゃなくて、自分なりの解釈したくて、
自分の中では落としどころ(自分の選択)が見つかったなぁというエピソードでした。