「ルール通りにしてください」いや、聞いてない……
ルール通りって難しい
「ルール通りにしてくれ」と注意を受けたことがあるのだけど、
入ったばかりで、そのルール自体を知らなかったことがある。
その時は「あの、聞いてないです……」と言ったら、
説明するはずの人に、ちゃんと説明するよう言いにいった。
シンプルに言おう「高圧的に言うな」と。
最初から、知っていて破っているような物言いをされると、
単純に不愉快になってしまう。
(当時は、訳わからな過ぎて、不愉快にすらならなかったけど)
今までそういう人が多かったからなんだろうけど、
「今まで」と「私」を一緒にされても、
今までを知らない私には、どうする事もできない。
そして、ルール自体が、とても難しい
①「前回はそうでした」はルールじゃない
去年はこうだったと思うけど、今年はどうしましょうか。
こういう会話をさせてほしい。
去年はダメだったんで、今年もダメです。
そういう風に言われても、去年ダメだった理由が分からないと、
状況が変わっているであろう今年がダメなのか分からない。
そして、それはたまたま去年がそうだっただけで、
ルール(規則。規定。きまり)ではない。
その時決定権がある人が、その時の事情に合わせて判断しただけだろう。
でも、決めた人は、細かい理由を説明まではしないから、
末端になってくると「前回そうだった」で脳が固まってしまう。
②「資料に書いてる」は、不親切。
契約書なら分かる。
お互いの法務を通るのだから「契約書見てない」は通らない。
しかし、規定資料なんて、全部見きれない。
会社全体、部署ローカル、チームローカル。色々ある。
というか、どこにあるのかの周知がまずない。
「さがせぇ!」ってなる……
しかも、状況によってアレンジしていることだって多いんだから、
「資料に書いてるのでそうです」は、とても不親切。
書いてるのはわかったうえで、口頭で聞いた情報と差異があるから、
聞いていることがあるのに「資料に書いてます」だけだと、
その先、会話する勇気を持つことが難しくなってくる。
ルールは何のため?
「事故を防ぐため」そう思う。
信号という物がなく、無秩序に車も自転車も人間も動いていたら、
今よりずっと事故が増えているだろう。
年末調整に記入ルールがなければ、
処理する方も大変だろうし、記入する方も、いちいち調べて大変だと思う。
ルールは、基本的には、楽したりハッピーになる為の物なはずなのに、
それがあるせいで、大きな苦痛を感じていたら、ルールの意味がない。
守らないのは悪い子
ルールを作るのも、運用するのも非常に大変。
だから、安易に「こうすればいいじゃん」「守る必要ないじゃん」
とするのは、非常に良くない。
自分が納得する案を作って、運用を頑張るまでやるならいいけど、
口だけで、ただただ破るのはよろしくない。
そういう人が増えると、
ルールを守らせる側の人は言い方がきつくなってしまう。
そして、悪意なく結果として破ってしまった人は、
そんな言い方をされると、ルールを守る気が失せる。
ルールを破り続ければ、自分自身にいつか帰ってくるから、
注意しつつ、気にしすぎないのが良いだろう。
(本人に言った所で、わざとだったら変わらないしね)
さいごに
知りもしないルールに対して注意を受けたことは、
非常に傷付いた。未だ、なかなか癒えない。
遅刻もしない方だし、分かっているルールは、
可能な限り守ろうとしてきた自分の人生を、
ろくに話したこともない人に否定された(気持ちになった)からだ。
相手がそんな気持ちじゃない事はわかるのだけど、
傷付くものは傷付く。
いつか、癒える日がくるといいなぁと思う。