悩むよりやった方がいいの落とし穴
悩むよりやった方がいい
「やらない後悔」より「やる後悔」みたいな考え方を聞いたことがあるだろうか。
私はその考え方は好きだし、よいとおもう。
どちらかと言えば、悩むよりさっさと動こうと思うタイプで、
色々やった結果得た物も多いけど、
じゃあ100%よかったかと言えば、そんなこともない。
なので、やってみての失敗談の方を話してみようと思う。
①3Dモデルを作ってみた
私はデザイナとして入社していないのだが、
「いけるかな?」と言われ「頑張ってみる」と伝えた結果、
非常にローポリとはいえ、3Dモデルを作ることになった。
1人ぼっちだったので、調べながら作って、
組み込みの所(FBXの書き出しとか)は、プログラマと相談して進めた。
「あ、UV古いデータだった!」でほぼ1からやり直しになり絶望し、
「あれ、ポリゴン数って3角計算だよ」とプログラマに言われ、
(デザイナからは4角での計算で引き継がれたんだよぅ)
ちまちまと削って容量を抑えた。
結果、一通りできたし、
途中から書き出し手動が時間無さ過ぎてMEL書いたり、
色々な事が経験できたのは良いかもしれない。
しかし、私はデザイナではないので、今その知識は使ってない。
なんならその頃疲れすぎて血尿出てたし、とにかく疲れた!
周りの人は、どんどん帰っていくなか、
孤独で作業をしていると、
非常に周りを恨む(なんでそんな早く帰れるの。とか思っちゃう)ようになるので、
精神的にも全くヨクナイ!
②1週間でプロジェクト破門
元々嫌な予感がしていたのだけど、
何をして欲しいのかよくわからないPJに入れられ、
好きなように(自分的には必要な事だと思う事)をしていたら、
PDと衝突して外された。
これはとても面白くて、(今はね)
朝言ったら、社内に入る事を許されず、
喫茶店で外れたことを言われるという徹底ぶりだ。
これは、非常に心が荒れた。
ただ今となっては、面白話くらいに消化できて良かった。
今となって、なんで荒れたかと言えば、
「チーム外されたやつ」の烙印を押されたと思ったのと、
「明日から何するんだろう」の不安からだったんだと思う。
今思えば「合わないチームから離れて良かった」
「よし、早く帰れるチャンス!」で良かったんだけど、
自分としては頑張っていたつもりだったから、辛かったんだろうな。
③とにかく衝突する
衝突した結果、すごく疲れる。きっと相手も。
昔は、なんでここまで言われないといけないか、
よくわからない事も耐えてみたのだけど、耐えても相手は変わらなかったので、
おかしいと思う事はストレートにいう事にした。
一番簡単だったのは、例え間違えていても、
立場が上っぽい人を立てて、素直に聞いておくことだったのだろう。
例え結果が間違えていても「指示通りにした」と言えるし。
ただ「本当に私はそれでいいのか……?」という悩みに勝てなかった。
すると、まぁ年上と衝突する、衝突する。
「今まではこうだったんだっ!」という人と、恐ろしく衝突する。
何が良くないかと言うと、
衝突して平然としている「ように」見えていると、
マジでダメな時でも「この人は大丈夫な人」と思われちゃって、放任されやすい。
その結果、ふと気を抜いた瞬間、自覚もあまりなく倒れた。
自分も気が付かないし、周りも気が付かなければ、本当に命が危ない。
まとめるとこういう事
・作業時間がすごく増える
・周りと衝突する
悩むという事は「やるとこうなっちゃう」
という不安や心配がどこかにあるはずで、
私の場合は、下記2種類で悩んでいることが多い。
①できる可能性があるなら、やってみた方がいいんじゃないか
担当じゃなくても、手を上げてやるかやらないかで悩んでいて、
やると作業時間はすごく増える。
②合わせるより前に進めた方がいいんじゃないか
周りと合わせた方が、仲良くはできるかもしれないが、
仲良くやるより、仕事を前に進めた方がいいんじゃないかと悩んでいて、
そっちに舵を切ると、衝突しやすくなる。
(うまいやり方はあるのかもだけど、そう簡単でもなく……)
多分、人それぞれ悩みポイントは違うので、
何に対して悩んでいて、それを押してでもやったら、
どういう問題があるかは一旦考えた方がいいと思う。
最後に
結局、悩んでやらないのとやるのは、どっちが正解なのかと問われれば、
「自分が納得した方」が自分にとっては正解だろうと答えたい。
正直、やらなくていい苦労はたくさんあった。
耐えなくてよい苦しみもあった。
それがあったから知り合えた、仲良くなった人がいるのも事実だが、
そうじゃなく出会えた人もまたいたはずだ。
悩むこと自体はとてもいいことで、
「悩む」をやらないための言い訳にして足を止めることがよろしくないと思うので、
ぜひ悩んで、やるかやらないか、自分自身で決めてほしい!