ひよっこ blog

ゲーム制作について、作ったものや思ったことをつらつら書いていく予定

忙しいアピールをしたっていいじゃない

忙しいのは悪い事?

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社畜自慢」は悪い事のように言われているけど、
「本当にそう」なんだろうか。

自分には関係ない、仕事でしんどかった話が退屈だったり、
解決もしない愚痴を何度も何度も繰り返し聞かされることに、
時間が勿体ないと感じるのであればわかるのだけど、
「忙しいという事をアピールする」事は決して悪くないと思う。

なので、私が思うメリットと、
忙しいアピールが良くない場合をまとめる。

メリット①:助けが来る(事がある)

何が忙しくて、どう困っていて、何をしてもらえると助かるか。
これをアピールする事で、部分的に助けが来ることがある。

それは、実際一部作業を持ってもらったり、
業務は人員の問題で調整できなくても、気分転換に食事に誘ってもらったり、
物理的でも精神的でも、助けてもらえるという事はとても安心する。

作業時間とか見て、作業振っている人が手を差し伸べたらいいじゃん。
……と思う人がいるかもしれないが、実際それは難しい。

私の経験では、どんなに物量をこなしていて、どんなに長時間働いていても、
「平気な顔」を見せていると助けは来ない。
そして、ただ作業量をこなしていると、
「そういう働き方の人なんだな、邪魔しないでおこう」となってしまって、
やっぱり助けが来ない。

どういう作業でどう困っているかなんて、本人以外は詳細が分かるわけがなく、
下手に作業分担させようとして、事故るケース、事故られたケースもあるので、
妙な手の出され方をするよりは放置された方が個人的には楽。

メリット②:作業が振られにくくなる

世の中は、なんとなく年下が雑用をやったり、
セッティングを任されたりしやすいのだが「やってくれ」という指示は非常に減った。
むしろ「それは他の人にもできるから振ってくれ」という感じになった。

元々、雑務あってこそ、
余計な事を気にせず仕事に集中できる環境ができると思っているので、
やること自体は嫌な訳ではないのだが、手一杯の時には他の人に任せられるとありがたい。

拾うから「とりあえず振っておこう」というやり方から、
「この現状で、それって誰がやる?」という事を一段階考えてもらえたのは、
集中しないとできない作業を持っているなか、
1つ1つは短時間でも五月雨に作業を振られるのは厳しいよと言うアピールのおかげだと思う。

メリット③:我に返る

人に忙しいエピソードを話していると、
「え、それはさすがに休んだ方がいいよ」と言われて、ふと我に返ることができる。

休息が足りな過ぎて、脳が正常な判断ができず、
ランナーズハイのような状況になってしまうと、自分では気が付きにくい。

ただ、実際は作業効率が異常に悪くなっていたり、
少しの事でピリピリしていたりと、よくない状況に陥っていることがある。

音と光が、本当にダメになり、
漫画ですら目に入れるのが辛くなった時期があったのだが、
人に話をするまで「そういう時期なのかな」と、普通に受け入れていた。
今思うと、そんな時期はない。

忙しいアピールが良くない方向に行く場合

・周りが全然働いていないと思っちゃう
 (周りが全員敵に見える)
・本当に嫌な作業で忙しい

この2点のどちらかに当てはまっている場合は、
忙しいアピールと言うか「不満を漏らすだけ」の人になっちゃいやすいので、
もう本当に休んだ方がいい。

でも、休めっていっても休める状況にないくらいの追い込まれ方をしていると思うので、
忙しいアピールとは別に「苦しい事を聞いてくれ!」会を開くといい。

吐き出すだけでも、メタ認知(自分を客観的に見られる)できるので、
多少は落ち着けるはずだ。
会を開こうにも、人と会いたくない場合は、メモ帳にでも書くと良い。

最後に

忙しい事はいい事だと思う。

仕事だけじゃなくて、「いっぱいゲームしてて忙しい」もあるだろうし、
「追いかけているグループの遠征で忙しい」もあるだろう。

何かに忙しい事は、生活を充実させるから、素晴らしいことな一方、
体を壊してしまったら元も子もないので、何事もバランスですな。