黒の断章
はじめに
黒の断章(PC98版)の感想です。
大きなネタバレは行いませんが、18禁タイトルで若干グロ系のタイトルです。
SS版が出ていたり、Windows版もあります。
Windows版であれば、DLsiteでも購入可能です。
黒の断章 [Abogado Powers][吉澤友章 大槻涼樹 桑原たけし] | DLsite 美少女ゲーム - R18
Windows版は対応OSが「Windows98/Me/2000/Xp」なので、
PC新し過ぎて動かないとかはありそうですので購入の際はよくご確認ください。
ここが良いよ黒の断章
柏木 明日香さん、指が気になって仕方なかったよっ!
という冗談は置いておいて、
好きな所をクリックして色んな反応を見ながら進めていくアドベンチャーゲームです。
ココ5回押して、あっち2回押したら進む。
とかもあるので2,3回どうしても進めず攻略サイトのお世話になりました。
それでも最後まで読みたいと言う、
なんだか引き込まれるお話が一番の良いポイントだと思います。
事前の情報はあまり入れないようにしてプレイしたため、
本当に犯人が存在する推理ゲームなのか、
超現象的なものなのか分からない状態で遊べてよかったです。
マンションの中で殺人事件が起こり、(なかなか猟奇的)
探偵である涼崎 聡が首を突っ込みその相棒の草薙も調べていきます。
基本的には草薙が主人公なのですが、涼崎 聡視点で操作することもあります。
タイトルからして非常に暗く、
キャラゲーではない感じなのですが、女の子は十分可愛く、
特に咲水 遥はかなり好きです。
ヒロインでもないんですが、大人しい感じなのに実は○○みたいな、
ギャップがあると良いですね。
※PC98版取り忘れたので、Windows版
ネタバレはしたくないので内容は書けないのですが、
殺人事件を調査する刑事さんもバッチリ出てきます。
男性陣もしっかり味がある感じに仕上がっていて、
悪い人は嫌いに、憎めない刑事は憎めないように感じられるので、
どのキャラクターもある程度印象に残って非常に良かったです。
ここが微妙だよ黒の断章
マンションでの殺人事件は凄くいい感じで進んでいくのですが、
場所がマンションから移った後は、急展開の印象が強いです。
悪い訳ではないし、最後までは読んだのですが、
「ここまで読んだんだから最後までいかなきゃ……」という気持ちになり、
逆を言えば、マンションの話が面白かったから反動かなぁとも思います。
また、ある程度仕方ないとおもうのですが、
何度もそこらじゅう押さないといけないストレスは半端なく、
「この引き出しそんな開けなきゃダメ!?」という辛さがあります。
また、謎解き要素もちょっと「何故その答えになるかの理由」が個人的には甘く。
ストーリー読みたいのに、プレイ時間が無駄に掛かった印象を受けました。
「細部までプレイしてやる!」という気持ちが昔より薄れているだけかもしれません。
もっと昔なら問題なく耐えられている気がします。
さいごに
機会があれば是非プレイしていただきたい!
マイナーでもないので、知っている人は勿論知っていると思いますが、
まだ知らないよという方で、ちょっとミステリーちょっとホラーが好きな方は
ひとつの体験として読んでほしいです。
シリーズ第2作目の「Esの方程式」もありますが、
ストーリーは黒の断章で完結しているので、単品でも十分楽しめると思います。
そして第3作目の「人工失楽園」は凍結中です…
心に残るタイトルっていうのはやっぱり良いですね。